技術士二次試験を受験する前に・・・

技術士二次試験
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技術士二次試験は非常に難関資格と言われています。

そして、受験する方々は日常業務も非常に多忙であり、

仕事の状況やそれぞれの家庭の環境などによって、

勉強時間を確保できない方が多いのではないでしょうか。

社会人の資格試験勉強は資格の難易度に拘らず、

自身の努力やメンタルケア、家族の協力などが必ず必要になります。

技術士二次試験を経験した私の観点から、

技術士二次試験に特化したこちらをお届けしたいと思います。

技術士二次試験を受験する前に確認して欲しいこと6選!!!

  1. 技術士に本当になりたいですか?
  2. 家族に技術士になること、受験について説明していますか?
  3. 現在の仕事の忙しさはどの程度ですか?
  4. 現在の生活習慣や生活環境はどうですか?
  5. 文章を書くことが苦手ですか?
  6. プレゼンテーションは苦手ですか?

各項目に沿って自身の経験を交えて説明していきます。

気になった項目のみでもご覧き自分自身に一度問いかけてみてください。


1.技術士に本当になりたいですか?

私も受験時代に技術士の先輩から言われた一言、

この問いかけは非常に深い。

技術士になりたい理由は人それぞれあると思います。

技術士になってより高いステージで活躍したい

そして、技術者としてより社会に貢献したい!

給料を上げたい!

ある人を見返したい!

きれいごとだけではないと思いますし、

どんな理由でも目指す理由に良し悪しはないと思います。

ここで私が言いたいことはこの難関資格に挑むための

強い意志が必要

であるということです。

技術士二次試験は勉強から合格まで非常に長い試験です。

どうしても技術士になりたいという気持ちが、

自分を奮い立たせる機会を作ってくれます。

この覚悟を持つためにも、

今一度自身に「本当に技術士になりたいか?」と

問いかけてみてください。

何も考えずに「なりたい!」と思った方は

すぐに勉強に取り掛かりましょう。

少しでも迷ったり、どうかなと思った方は

受験をするかどうかもう一度考えてみてください。

(勉強開始から合格までの詳細は前回記事をご覧ください)

技術士試験で問われることは技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)です。


2.家族に技術士になること、受験について説明していますか?

皆さんは家族に技術士とはこういう資格であるという説明をしていますか?

また、受験に掛かる時間やお金を家族に説明していますか?

技術士を受験するに当たって家族の協力や支援は必要不可欠だと

実際に受験をしてみて感じています。

家族の協力や支援がなければ合格できなかったとさえ思っています。

私は事前に技術士になった後のことを説明したり、

受験をすることで大切な時間やお金を使うことを説明し、

勉強に集中できる環境を整えました。

家族との関係を悪化させてまで勉強することが

果たして良い結果を生むのか,

言い換えれば、家族からの支援が合格への近道になると

私は経験から感じました。

家族への負担や家族との弊害を下記します。(妻子がいる場合)

■受験費用や受験指導、模擬試験などタダではありませんのでお金が掛かる

■家族と一緒に過ごすべき時間を勉強に割り当てることになる

■家事・育児への協力が減る

ここで列挙したことは一部です。

合格への近道だと考えて家族へ事前にプレゼンし、

受験への理解をしてもらうよう努力しましょう。


3.現在の仕事の忙しさはどの程度ですか?

技術士を受験する方々は普段の業務が忙しい人ばかりだ

経験を積んだ技術者でそれなりの年齢の方が受験するため、責任ある仕事で業務量も非常に多くなかなか時間が取れない人が多い

このようなことを聞いたり、記事で何度か見たことがあります。

どうしても自分で消化しなければならない仕事が多く、

プライベートな時間が確保できない方は、

受験するべきではありません。

時間もお金も無駄になります。

仕事が勉強なるという方もおられますが、

技術士二次試験に関して言えば全くそのようなことはありません。

机に向かって書く練習をしなければ合格する確率は非常に低いです。

このようにどう頑張っても仕事を優先しなけれならない状況の方は、

仕事が落ち着く時期まで受験を見合わせるなどしてください。

勉強時間をしっかり確保することが合格への近道になりますので、

まずは仕事の状況や転勤などを見据えて計画を立ててください。


4.現在の生活習慣や生活環境はどうですか?

皆さんの習慣や自宅の環境など、

勉強する癖がついている方はいらっしゃいますか?

私はもともと自宅で勉強する習慣がなく、

なにかと言い訳を作っては勉強しない日々を送っていました。

受験初年度はまさにこの怠け者が出てきており、

なかなか勉強が捗らなかった記憶があります。

現時点で毎日少しでも勉強をする習慣がある方や、

自宅でも勉強できる環境が整っている方は問題ないと思います。

私のようにもともと怠け癖がある方は意識改革や物理的な自宅改革が必要です。

私がいかにこの状況を脱して勉強するようになったかを発信しますので、

同じ境遇の方で真似ができるところがあれば取り入れて頂ければ幸いです。

勉強癖をつけるための工夫!

■始業1時間半前に出社し、会社のデスクで1時間勉強する

■資格取得を目指す人と繋がる(Twitterなど)

■通勤電車内や休憩時間は短い時間で勉強

■携帯のリマインダー機能で習慣づける

■興味ある分野の勉強から始める


私は自宅で勉強することが非常に苦手で、

なかなか集中できない人間でした。

そのため、職場での勉強や隙間時間をうまく活用して

平日はほぼ自宅で勉強せずにリラックスする環境としていました。

自宅でなかなか勉強できない方は私と同じく工夫してみてはいかがでしょうか?


5.文章を書くことが苦手ですか?

技術士二次試験の筆記試験は文章をひたすら書く試験です。

日本技術士会HPより 令和3年度技術士二次試験筆記試験内容

ご覧いただいた通り、5時間30分で9枚の論文を書く必要があります。

文章を書くことが苦手と一言で言っても、

書くこと自体が苦手な方、

漢字を書くことが苦手な方、

読みやすく、きれいな字が書けない方、

書くということ自体がアレルギー

など様々かと思います。

しかし、この様々な観点の苦手をすべて克服する必要があります。

苦手な人ほど書く練習が多くなるの仕方ありません。

だからと言って文章を書くことが苦手な方が合格しないかというと、

そうではなく努力で合格するこができます。

文章を書くことが苦手な方はそれなりの覚悟を持ってから

受験勉強に取り掛かってください。

書く努力は無駄にはなりません。

根気強く少しづつでもやってみてください。

必ず自分の財産になります。

自分は書くことが苦手だという方は

人一倍努力して文章が書ける人間になりましょう!


6.プレゼンテーションは苦手ですか?

技術士二次試験は論文試験の方にフォーカスされがちですが、

私は口頭試験こそ技術士試験の本番だと感じました。

まずは口頭試験の内容について見てみましょう。

日本技術士会HP 技術士試験実施大綱より

口頭試験は20分という限られた時間で、

技術士としての実務能力と適格性を示す必要があります。

試験官からの質問に対して、技術士としてプレゼンを行わなければなりません。

事前に練習することである程度スムーズに解答できますが、

予期せぬ質問などに対応できるかという点では、

プレゼンが得意な方が有利になるかと思います。

現時点で苦手な場合でも、

プレゼンの場数をこなすことで、

苦手意識を克服できると私は思います。

苦手だから受験を諦めよう、、、と思わずに

場数をこなす工夫をしてみてください。

私の場合は家族に口頭試験の対策を手伝ってもらっていました。

具体的には妻に試験官役になってもらい、

何度も何度も模擬試験を行いました。

家族の協力で模擬口頭試験代金も節約できましたし、

なにより場数をこなすことができたので、

苦手な方は身近な人に協力してもらうことも手です。

そのためにも前述していますが、

家族の協力を仰ぐようにしてみてください。


◆さいごに◆

今回は技術士二次試験を受験する前に確認して欲しいことを

私の感じたなりに発信しました。

冒頭の技術士に本当になりたいのか?

その問いに少しでも迷いが出た方は、

受験を見送るべきだと思います。

技術士の試験は非常に膨大な時間や犠牲にすることが多いです。

ご自身の様々な状況を鑑みて、

このタイミングで技術士になんとしてもなりたい!

という時に最大限の努力で合格を目指してください。

今後も技術士二次試験についての様々な情報を発信していきますので、

お時間許す方は当ブログを覗いて頂ければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また次回の記事でお会いしましょう。

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